株式投資は難しそう、初心者が手を出すと危険そう、などと考える人もいるかもしれません。しかし、正しい知識を身につければ初心者でも運用できます。
この記事では、株式投資を含む資産運用の経験が浅い人に向け、株式投資の基本を詳しく紹介します。株式投資の始め方や注意点も解説するため、参考にしてください。
株式投資には、専門的な知識や経験がなくても取り組めます。入門者向けに、株式投資の基本を解説します。
株式とは、企業が事業活動の必要資金を調達するために発行するものです。また、株式投資とは、投資家が証券会社を通じて株式を売買して利益を得る行為です。投資家が株を買うと、企業は活動資金を得られます。一方、投資家は株を買った見返りとして、配当金や株主優待、議決権などの権利を獲得します。
株式投資について、初心者が参入しても損をしそう、難しそうと不安を感じる人は少なくありません。しかし、正しい知識と情報収集を怠らなければ、初心者でも株式投資による資産運用が可能です。
また、無理に株式の売買を繰り返す必要はありません。銘柄を保有して配当金や株主優待を受け取る、好きな企業を応援するなど、株式投資の楽しみ方はさまざまです。
株式投資には、3つのメリットがあります。値上がり益・配当金・株主優待について解説します。
値上がり益とは、安価で購入した株式の値上がりにより発生する利益です。値上がり益は、キャピタルゲインとも呼ばれます。株式の価値は常に変動しており、うまくタイミングを見計らって株式を売買すると、差分で利益を得られる可能性があります。
配当金とは、権利確定日に株式を保有している人が得られる利益です。配当金は、インカムゲインとも呼ばれます。なお、配当金の金額や発生回数は、企業により異なります。業績しだいでは、配当金を減額、または無配にする企業も少なくありません。
株主優待は、権利確定日に株式を持つ人が得られる特典です。系列企業や店舗で使える割引券、自社の商品など、株主優待の内容はさまざまです。すべての企業が株主優待を設定しているわけではありません。株主優待をメインに投資を楽しむ際は、購入時に確認しましょう。
元本保証のある預貯金とは異なり、株式投資には資金を失うリスクがつきものです。株価は上下に変動し、購入時より株価が下がると損失が発生してしまいます。投資の前には企業の情報を調べ、大きく株価を下げるリスクがないか確認しましょう。また、損失をどの程度まで許容するか、自分でボーダーラインを決めておくことも重要です。
株式投資に慣れるまで、慎重に行動しましょう。初心者が特に注意したい、株式投資のポイントを紹介します。
運任せに投資する銘柄を決めず、正しい知識をもとに投資に取り組みましょう。株式投資はギャンブルではありません。正しい知識にもとづき運用すれば、初心者でも利益を得られる可能性があります。投資入門にあたる基礎知識として、株式投資の仕組み、資産運用のルール、株価のチャートの見方や分析方法が求められます。
株式投資には、生活資金を使ってはいけません。なくなっても生活に支障が出ない「余裕資金」で投資に取り組むべきです。生活資金で株式投資に打ち込んでいると、損失が発生した際に生活する手立てがなくなってしまいます。
また、臨時でお金が必要になった場合も、手元に余裕がなければ対応できません。生活資金といくらかの臨時支出の分を考慮したうえで、投資に回す予算の上限を設定しましょう。
いきなり大金を投じて株式を購入してはいけません。失敗したときのリスクを考慮して、少額から株式投資を始めましょう。仮に購入した株が暴落すると、資金が一瞬で目減りしてしまいます。様子をみながら投資の経験を重ね、スムーズに売買できるようになってから本格的な投資を始めるべきです。
株式投資のスタイルは、短期投資と中長期投資にわけられます。短期投資とは、その日のうち、または数日をかけて株式を売買するスタイルです。日中にリアルタイムで株に取り組める人や、短期で利益をあげたい人は、短期投資を試してみましょう。
中長期投資とは、数日以上の時間をかけて株式を売買するスタイルです。日中は株価チャートを見る時間がない人、大きなリスクを取りたくない人におすすめの投資手法です。
株式投資の始め方について、証券会社への口座開設から実際に売買をする段階まで、順を追って解説します。
自分の取引スタイルにあう証券会社を選んで、口座を開設します。たとえば、短期投資を始める人は、売買手数料がお得な証券会社が狙い目です。投資に不安を感じる人は、初心者向けのサポートが手厚い証券会社を選びましょう。なお、証券口座は、申し込みから開設まで最長1週間程度かかります。
証券口座を開設したら、資金を入金しましょう。突然株式を買うチャンスが到来するかもしれないため、銘柄が決まっていなくても、まずは入金しておくことをおすすめします。最初の入金は、5万円もあれば十分です。上場企業のうち数百社は、5万円以内で株式を購入できます。さまざまな企業を見比べて、買いたい株式に目星をつけましょう。
投資入門時に購入する株式は、身近な企業の銘柄や、興味がわく銘柄がおすすめです。証券会社の検索ツールや値上がりランキングなどを活用して、目的の銘柄を見つけましょう。銘柄を選択できたら、買い注文を出します。購入する株数と、指値または成行注文を指定すると注文が完了します。
指値注文とは、指定した価格で株式を購入する方法です。一方、価格にこだわらずすぐに株式を買いたいときは、成行注文を使います。
購入時から株価が上がったときは、値上がり益を得るチャンスです。株式投資では、個人が好きなタイミングで、任意の株式数を売買できます。初心者は、株式を購入する前に、売るときの目標株価などのルールを決めておきましょう。
株価は永続的に上がるわけではないため、売るタイミングが重要です。目標株価に到達した時点で売却すると、スムーズに値上がり益を得られます。
はじめは、どのように銘柄を選べばよいかわかりにくいかもしれません。初心者向けの銘柄の選び方を紹介します。
割安株とは、企業価値の割に株価が安い銘柄で、将来高値がつくと予想される有望な銘柄です。
割安株は、PER(株式収益率)やPBR(株価純資産倍率)の指標を目安に探しましょう。証券会社のスクリーニング機能でPERとPBRを使って絞り込むと、注目すべき銘柄が見えてきます。
成長株とは、今後成長が見込めそうな企業の銘柄です。売り上げと純利益の両方が伸びている企業は、以降の成長も期待できます。また、日常生活やニュースのなかにも、成長株の情報は潜んでいます。よく名前を聞く企業や商品に注目して、成長株を見つけましょう。
値上がり益よりも、配当金や株主優待のメリットを重視する投資手法もあります。配当金の獲得を目的にする場合は、高い配当利回りの銘柄を選びましょう。株主優待は企業のサイトや証券会社のサイトを通じて調べられます。株主限定グッズなど、特典内容を吟味して株式を購入する人もいます。
株式投資で損失を抑えるためには、リスク対策が欠かせません。株式投資のリスク対策を紹介します。
損切りとは、思惑に反して株価が下落したときに、株式を手放すことです。損切りをすると投資資金は減ります。しかし、株価が下落したまま保有を続けると、最悪の場合株式の価値がなくなるかもしれません。
いさぎよく損切りをすれば、少ない損失で押さえられる可能性があります。長く投資を続けるために、自分なりに損切りをするラインを決めておきましょう。
初心者は、2つ以上の銘柄に資金を分散させ、リスク回避をしましょう。1つの銘柄に資産を集中させる投資方法もありますが、ハイリスク・ハイリターンな手法といえます。初心者の多くは、余裕資金が少ないと考えられます。限られた資金を失わないためにも分散投資から始めましょう。
正しい知識を身につければ、初心者でも株式投資に取り組めます。証券会社に口座を開設し、少額から投資を始めましょう。リスク対策には、損切りラインの設定と、分散投資が重要です。
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