貯金が続かない人は、無理な節約をして「がまん、がまん」と自分を追い込み、それがひずみとなって爆発が起きてしまうからではないでしょうか。お金を貯めることはダイエットと似ています。とにかく無理は長続きしません。ゆるいスタンスで、ゲームを楽しむぐらいの気持ちで始める。これが貯金をするのが長続きのコツです。
お金を貯めることが楽しくなると、貯金が習慣となりやすいです。では貯金上手な人は、どんな風に貯金を楽しんでいるのでしょうか?
目標の金額を設定し、それをクリアするために頑張っている人は、貯金が上手です。目標の金額になったときの達成感、その喜びを一度味わえると、それが癖になり貯金が習慣化します。ただし目標金額をあまり高くしてしまうと、途中で挫折してしまい、かえって逆効果です。反対に簡単に達成できるような金額では「やったー」感が薄く、喜びもそれほどでもありません。1年の目標金額としての目安は年収の1割程度。まずはこれぐらいから始めるのがいいでしょう。
お金が貯まる楽しさを脳に刷り込んでおくことで、貯金は長続きします。最初は日々、お金が貯まっていく様子を見える化すると、貯金へのやる気が高まります。例えば、「貯金通帳を見てモチベーションを高める」など工夫することも楽しむ方法のひとつです。通帳記帳の度に残高を確認できるので、残高が増えるほど意欲が湧き気持ちを高めることができます。
いざ貯金をしようと思ってもいても、何から実践すればよいのか具体的な方法が思い浮かばず、一歩を踏み出せずにいる方も多いのでは。過度な節約で頑張りすぎると、かえってストレスが溜まってしまい反動で衝動買いをしてしまう原因につながりかねません。ここでは無理なくお金を貯める方法を紹介します。
お金を貯める上で大切なのは「収入」と「支出」を家計簿で可視化することです。毎月の収入や固定費、生活費などの支出を管理し、自分が何にお金を使っているかを把握する。そうすることで無駄遣いが減り、節約の意識も高まるため、お金が貯まりやすくなります。
これまで何度が家計簿にトライしたけど続かなかった...という方には手間なく携帯で管理ができる「マネーフォワード」や「Zaim」などの家計簿アプリがおすすめです。銀行やクレジットカード、ポイントカードなどと連携し、お金の収支をまとめて管理ができるので手軽に利用することができます。
「1年後に一人暮らしをはじめたいので50万貯金する」「2年後に海外旅行に行きたいから100万貯めたい」と具体的な目的があると、モチベーションを保ち貯金を続ける事ができます。いつまでにお金を貯めたいのか、期間と金額を明確に設定することが、目的達成をするポイントです。ただし目標金額をあまり高くしてしまうと、達成が難しく途中で挫折してしまいます。
反対に簡単に目標をクリアできる金額では達成感が薄く、喜びもそれほどでもありません。まずは漠然とではなく貯める目的や期間を設定することからはじめましょう。
お金を着実に貯めるために「先取貯金を習慣化」することをお勧めします。 先取り貯金とは、毎月一定額を自動的に貯蓄用口座に移行するしくみです。 貯蓄分を先に入金することで、お金の使いこみで貯蓄にまわせる金額が残らないという事態 を防ぐことができます。それでは具体的にどんな方法があるのでしょうか。
先取貯蓄の方法と特徴を以下に紹介します。
・自動積立預金...普通預金口座から毎月一定額を積み立てられる
・財形貯蓄...給与から天引きで積み立てることができる
・つみたてNISA...年間40万まで自動で積立運用ができる
・iDeco...節税しながら自動で積立運用ができる
上記の方法以外にも、楽しみながら貯金を習慣化したい人には自動貯金アプリ「finbee」もおすすめです。 「積立貯金」だけでなく「歩数貯金」「マイルール貯金」「チェックイン貯金」などゲーム感覚で楽しみながらお金を貯めることができます。また、家族や友人と目標やルールを設定・共有し一緒に貯金ができるので、モチベーションを保ち目標を達成することができます。 いろいろ試してみて、自分に合った方法で「先取貯金」を習慣化しましょう。
毎日500円玉を1枚、ビンやカンに入れてお金を貯めるのも立派な貯金です。「500円玉なんて貯めたところで幾らにもならないよ」と思う人も多いと思いますが、"塵も積もれば"です。1か月、確実貯めることができれば約15,000円の貯金です。これを1年続ければ約180,000円。テンションがあがってきませんか? この時、オススメしたいのが、500円玉を貯める入れ物の工夫です。
500玉貯金をするための専用の貯金箱もありますが、中身が見えないと貯まっているという実感につながりません。ここは中身が見えるスケルトンの入れ物を用意しましょう。そして毎日500玉がチャリンチャリンと増えていく様子を見る。自然とお店でおつりをもらうとき「あ、500円玉でもらわないと」という気持ちが生まれ、貯金が習慣化されます。
貯蓄の習慣が身につき、お金がある程度貯まったら、次のステップとしてお金を増やすことに挑戦してみましょう。
定期預金に預けて満期を待つ方法もありますが、投資信託で資産運用をはじめるのも、貯蓄を増やすための選択肢のひとつです。選択する商品によってリスクもありますが、金利の低い銀行口座で貯蓄を続けるより、高いリターンを得ることができるためチャレンジする価値はあるでしょう。 とはいえ、投資と聞くとギャンブルのイメージもありハイリスクで抵抗がある方もいるかと思います。
ですが、これからの時代、長期、中期、短期にわけて色々な金融商品に預けいれることは、年金や老後が課題となっているこれからの時代では、当たり前のことになります。ただし正確な知識や、情報がないと場当たり的なギャンブルと結果同じこととなってしまうので注意が必要です。
資産運用についてもっと知りたい人は、資産運用・投資とNISA、iDeCoで詳しく解説しています。まずは資産運用のスキルを身につけるために、新聞やネットで正しい情報収集と知識を習得しましょう。
貯金が苦手と感じる人でも、ゲーム感覚で楽しむコツを掴めば貯まる仕組みがうまれ、さらにそれ以上に資産を増やしたいと思うはずです。まずはできることからはじめてみて、貯金の楽しさを実感してみてください。
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