株で儲ける方法はないです。
もし、そんなやり方があるのなら、みんな株をやっています。
しかし、株の利益を出す仕組みを理解することで、損を最小限におさえることは可能です。
株で利益をあげる方法、儲ける人の共通点、勝つためのコツのヒントを紹介します。
これは、難しい命題です。
しかし、実際、株を売り買いして生活している投資家は大勢います。
だから、株式相場についての知識を身につければ、儲けることは不可能ではないと思います。
ただし、これは大儲けではなく、勝ったり負けたりを繰り返し、トータルで儲けが出るというスタンスのことです。
「宝くじが当たった!」という、確率の問題ではないことをあらかじめ断っておきます。
<値上がり益>
株は安い時に買って高い時に売るのが原則で、その差が利益になります。
これが、値上がり益です。
株を短期に売買してわずかの変動を狙うデートレイラーは、ここで儲けを出しています。
また、投資家は、ニュースや世の中の動向を観察して、「この株は値があがる」と思い、買う人もいます。
そして、値上がり益を出す方法は、ざっくりとわけて以下の4種類にわけられます。
割安株投資
『割安株投資』とは、企業の利益や資産を比べて、株価が安い株を狙う投資法です。
今は割安株でも、この企業ならいずれ適正な株価になることが見込めると判断した上で、投資する方法です。
しかし、安いにはそれなりの理由があることも考えられます。
「安いから買おう」ではなく、しっかり情報を精査してから購入することをオススメします。
成長株投資
将来、その企業が成長し、株価も大幅に高値がつくと思った時に投資する『成長株投資』です。
新興市場株・IPO投資
『新興市場株・IPO投資』は、成長株投資と似ていますが少し違います。
新興市場とは、株式市場とひとつです。
日本の株式市場
(図1)
株式を上場する場合、ランクがあります。
図1を見ると、東証一部が一番左にあります。
東証一部は、最も格式があり、上場する基準も一番厳しい市場です。
図1の、右にいくにしたがい基準が緩くなっていきます。
新興市場株・IPO投資とは、ジャスダックやマザーズなどに上場して、まだ間もない株は高値がついてない上に、これから成長する可能性があります。
そんな、株のこれからに期待して、投資する方法です。
低位株投資
社会の動向、大きなニュースの影響で、100円前後の安い株がある日突然、高値をつけることもあります。
これが、『低位株投資』です。
当たれば大きいですが、倒産するなどのリスクも十二分にあり得る企業も多いので、購入する時はしっかりと情報を読み込むことが必要です。
<配当金>
企業利益の一部を株主に還元することを配当金といいます。
優良な企業は、業績がいいと、その利益を株の持ち分に応じて投資家に配当金として分配してくれます。
儲けが出ている会社は、配当金額も高いので、投資家の中には儲かっている会社の株を購入し、配当金で利益を出している人もいます。
配当金は1年に1度まとめて出すところと、数回にわけて支払う会社があります。
ただし、会社の利益が順調に出ているにもかかわらず、新しい事業などへの投資にまわすなどの理由で配当を行わないところもあります。
<株主優待>
企業の株をもっていると、その割合に対して特典が色々とつくのが株主優待です。
サービスや優待券で利益がかえってくるシステムです。
「どうせなら、安い投資金額でリターンの優待は価値が高いものがいい」と欲張りがちですが、はるか遠くの鉄道会社の優待券をもらっても、なかなか利用する機会がないので、かえって使わず、儲けが損失になってしまうこともあります。
優待利回りが高くても、自分が使う優待をもらえる銘柄を選んだ方が結果的には得です。
株で儲けている人の共通点は以下のとおりです。
客観的にものごとを分析できる人は、いつも相場を冷静にみられるので損をした時も、すぐに対処ができます。
もし、損をだした時は、熱くならず、すぐに「損切り」ができる人が、儲けている人には多いです。
また、株式は世の中の動向と連動しているところもあります。
政治、経済、スポーツ、エンタメ、もちろん国外の動きが相場にすぐに反映することも少なくないです。
だから、いつもどんな情報もこまめに入手するような努力をしている人は、株で損することが少ないかも知れないです。
株はギャンブルではないです。
だから、100%勝つということはないです。
いかに負けを少なくして、堅実に利益を出すかが勝負です。
「このお金がなくなったら、明日の生活もままならない」と、切羽詰まったお金で投資を始めると、損をすることを恐れるあまり、反対に勝てなくなってしまうことが多いです。
だから、株の投資金は「これがなくても生活できる」という、余裕のあるお金をまわします。
また、自分にルールを作り、それを守って投資している人は損も少ないようです。
たとえば、1回のトレードで何パーセントまでは損失をしてもいいというルールを自分でつくり、それを守って投資する。 自分を律せる人は、投資家に向いています。
そして、一番大切なのは、欲張らない! 年20%稼げれば、それでよし! ぐらいの気持ちで株式の波を泳ぐと、負けない投資家になれそうです。
株で儲けるためには、それなりの努力が必要です。
また、株をやる場合は、余剰金を使って始めるのが肝要です。
爆発的に儲かる株はないです。
株はもちろん大勝することもありますが、それはラッキーなだけです。
投資家として儲けを長く出したいと思っている人は、いさぎよさが必要だと思います。
そして、やはり株式投資で成功するためには、基礎知識をしっかりと身につけないと難しいです。
知識を身につけることは一見遠回りであるかと思えても、長く続けるためには一番確実な方法です。
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